仕事始めから数日が過ぎ、年末年始の間に仕込んだモノや作ったモノのお届けもほぼ終わりました。
毎日通勤リュックに何かしらを詰め込んで、まるで修行のような・・・いいトレーニング^^;
お届けの最後はお餅。
毎年12月30日にお餅をついていますが、かれこれ・・・確実に50年以上。
そう考えると代々受け継がれている年中行事の一つでもありますね。
このお餅つきは前日の29日のもち米洗いからスタート。
今では若手がいないのでね、私が一番の若手として頑張りましたよ。
井戸水で洗うので、とてもあったかい^^ 水道水だったら、とてもじゃないけど出来ないわ(>_<)
合計40キロのもち米を洗って、一晩水に漬けておいて・・・夜中に水が無くなっていたら足したりね。若手がやりますよ。
蒸し器に入れる前にざるに上げて水きり。
昔は蒸籠と竈と薪で蒸していたけど、今はガス。ガスコンロは安定の火力で蒸し上がるのも早い。
湯気で上がったのを確認したら、餅つき機に投入。
後はつきあがるのを待つ。
アツアツのお餅をちぎって、丸めて、乾かして・・・
この諸蓋(もろぶた)も一年に一度この時期に登場。年代モノであることは間違いない。
お餅が冷めて乾いたら、粉を払って冷凍保存。
冷凍保存するのは、早ければ早いほど解凍後柔らかいお餅になります。なので、30日は冷凍保存が終わった時点でゴール。
キミコの空家では、白餅・豆餅・よもぎ餅と3種類のお餅を作っています。
豆餅はついた当日に切り分けて、更に1つずつラップでくるんで冷凍保存。
これ、1日経つごとに固くなっていくので、タイミングを逃さない事が一番。
そして、争奪戦なのは
よもぎ餅
春の新芽を摘んで、あく抜き後冷凍保存していたものを使っています。春のよもぎは葉も柔らかくて風味がいい(←母・談)らしいので、毎年そのようにしています。
キミコの空家のよもぎは、よもぎたっぷりで風味が濃く大好評。同僚・猫博士からは予約されてる^^;
もちろん、母も私も大好物。何なら、白とよもぎ半々でもいいくらい。
忘れもしない2年前、叔母が『よもぎ餅少しちょうだい』で、知らない間に半分以上持って帰ってて母に酷く叱られた・・・その年は私も食べれなかった・・・
なので昨年から『注文もらってるから、余分ないんよぉ~』と言うようにしました。今年も同様。
以前はそんなことするような叔母ではなかったんだけどな・・・この時期になるとあのよもぎ餅事件を思い出す。
今年も無事貴重なよもぎ餅を守る事が出来て、ご友人の皆さまには日頃の感謝を込めてお裾分けすることができました^^
このお餅つきも年々負担が大きくなって(私の)、高齢の叔母夫婦・いとこがめんどくさくなってきて、母と二人のほうが気が楽・・・
周りの友人たちは、お餅つきするなら参加したいと言ってくれる方達も多いから、むしろ友人たちとやったほうがいいかも・・・と思ってしまう・・・
けど、叔母夫婦は「来年もお餅つきよろしくお願いします」と早々に言われてしまったし。
どっちにしてもお餅つきを止めるという選択肢は、キミコの空家には当分無さそうです。
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