ちょいとしたきっかけで始まった水泳コーチのボランティア。
正確な年月はわからないけど、おそらく20年近くになります。今や私のライフワーク。
私のようなへっぽこスイマーでも大先生のように思ってくれる方々がたくさん。
きっかけはほんのちょっとした事からのスタートでした。
職場の同期が
ウチの息子、自閉症って診断された。妻は疲れ切って、とうとう心が壊れた。
思い切って3カ月休職するよ。とりあえず休職して、3カ月後また考える。
と報告してくれて、
自閉症ってなんだ?
がスタートでした。
その頃、体力作りが目的で通い始めたプール(今も通っているプール)の掲示板で目にした
ボランティア募集
自閉症・ダウン症対象の水泳プログラム
初心者大歓迎
のような張り紙でした。
ちょうど同期の子が言っていた『自閉症』とワードが重なって、行ってみよっかなーから始まって、現在に至ります。
自閉症が何かもわからないまま飛び込んだ、飛び込んでしまった世界だったけど、たくさんの経験をさせてもらって、コーチとして教える立場なのに、教えられた事のほうがたくさん。
10年を過ぎたあたりから、テレビ、ラジオ、新聞から取材を受けた事もあって、キミコの空県の自閉症スイミング界ではちょいと名の知られた存在となりました。(って言っても狭い世界だから、大した事はナイ^^;)
ボランティアで経験した事は、後の父の介護でも役立った。
何でも経験はしとくもんだと思いましたよ。
コロナ禍前、私が所属するプログラムの団体で世界大会が開かれた時は、私の教え子が日本代表として選ばれ、その時は帯同コーチにはならなかったけど、応援にUAEまで行ったもんな。
今でも月2回、コーチは続けています。
都合で行けなかったりする事もあるけど、細々と続けています。
私が教えられるのは水泳よりも、水泳を通して普段の生活でも生かせれることに重きを置いているかな。やっぱり社会生活が出来てなんぼって思ってるから。
健常者ですら生きにくいと感じてしまう事があるんだもん、自閉ちゃん達はもっともっとだと思う。
私の教え方って、その道の勉強をしている方達から見たらめちゃくちゃだと思う事多々。でも、私達のチームは全国のチームより出来る事が多いいんですよ。それも全国大会に行った時、あー私のやってた事間違ってなかったなーって知る事ができたし。
人ってちょっとしたきっかけや、人との出会いで変わる事も変われる事もあるんです。
見知らぬ世界に飛び込む勇気は必要だけど、一歩踏み出したからこそ、今の私があるって思っています。
この道20年のライフワークも時々アップしていこうかな。
コメント