あの日花開いた 自閉症スイミング20年で忘れられない瞬間

障がい者スポーツ

 

梅雨が明けると、自宅近くの市民プールの外プールがオープンします

今はお休みしているプール

でも月2回の自閉症スイミングのコーチの時は行っていて、プールから全て遠ざかっているワケではありません

 

今年で続けて20周年になる自閉症スイミングのボランティア

我ながらよく続いたな

20年前とは顔ぶれがあまり変わっていないから、その頃から通っているアスリートは30代後半に

もちろんそのご父兄たちとも20年のお付き合い

そして、昨年から私が関わっている団体のある役を仰せつかることになりました

けど、ほとんど何もやっていない・・・^^;

近いうちに来るであろう世代交代に向けて、今は勉強中ってことなんでしょうね

 

 

今思えばこの20年間色んな事がありました

楽しいことばかりではなかったです

時に暴れるアスリートもいました

ご機嫌ナナメな子もいました

それでも続けてこれたのは、やっぱり楽しい事や嬉しい事のほうが圧倒的に多かったから

 

今から7年前、この団体の全国大会がありました

その競泳で、我がチームから5名がエントリーすることができました

競技レベルは様々だけど、男性4名、女性1名、コーチ2名とサポート1名の8名のチーム

あの時は本当に楽しかったし、嬉しかった

皆それぞれ好成績で、それぞれに色んなメダルを取ることができました

でも私が嬉しかったのはメダルではないんです

 

競技前にウォーミングアップがあるんですが、

その時間、何十人ものアスリートが一斉に入水するんです

各県でコースは決められているけど、皆自閉ちゃん、そりゃぐっちゃぐちゃに入れ乱れて

それはそれは芋の子状態

私たちコーチが他県のチームを整列させる手伝いをしながらアップしていました

そんな中我がチームは、誰一人順番を乱すこともなく、前を泳ぐアスリートと一定の距離を保ってスタートすることが出来ていたんです

てんやわんやのアップ時間に、皆指示がなくてもやっていたんです

 

アップは、〇〇くんを先頭に、これとこれをやります。

他の皆は続いてください。

先頭、よーいハイ!

の声掛けはしたんだと思うんです

その後は、アスリートたちだけで回していました

それを見た時の感動T_T

 

普段の練習の時、コーチの数が足りない時もあるんです

そんな時でも、それぞれが考えて出来るよう、

 

順番を守ります

前の人が5メートルの旗を過ぎたら、自分で出ます

 

を何年も何年もやってます

泳ぎの事より、そっちを重視していた頃もあったな

理解力の高い子は、その事を覚えるのが比較的早く、

さらに理解力の低い子を手伝う、そんな事も伝えていました

それが、あの日花開いた!って思ったら、そりゃーもう嬉しくてT_T

それが出来たのは、間違いなく全国でも我がチームだけでした

 

私は普通の会社員で、教えるプロではありません

まして相手は自閉症

一筋縄ではいかないけど、こっちが諦めたら終わりなんです

時間をかければ出来る事が1つずつ増えていくんです

そんな瞬間が20年間たくさんありました

だから今でも続けられているのかもしれません

 

最近新しいアスリートが来るようになりました

新しい環境に慣れなくて、本人がこの環境に慣れていくのがまず第一

そこからは出来る事が1つずつ増えていきます

月2回の練習だからこそ、焦らず一歩ずつ

20年間たくさんのアスリートを見てきて思うのは、出来ないことより出来るようになったことに目を向ける大切さだと思います

諦めなければ、時間はかかっても必ず成長する

新しく来てくれたアスリートたちにも、そんな時間を楽しんでもらえたら嬉しいです

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