介護から学んだこと

介護のこと

職場で介護や高齢の親に関して聞かれる事や相談される事が多々あります。

介護と言っても私はそんなにがっつりではなく、主に母がやっていたので私はそのサポートでした。

 

父がアルツハイマー型認知症の診断を受けたのは5年前。

病名がついてすぐの頃はそれでもまだ車の運転もしていたし、家の事もやっていてくれていました。

なので私も家仕事なんてにそんなに、いえ、ほとんど手を出していませんでした。

それでもだんだんと進行していって出来ない事がどんどん増えてきました。

私も母も父の病気をなかなか受け入れられる事が出来ず、しょっちゅうケンカしていたなぁ。皆苦しかった。

『なんでわからんのん?』『さっき言うたでしょ?』『どうしてこんな事するん?』

あー、なんであんな事言ったんだろう・・・今になると反省しかない。お父さんごめんね。

 

つい先日も職場の方がお母さまとケンカされたと・・・この暑いのにまた冬服着てるんよ・・・何回言ってもわからんの・・・と。

言いたいくないのに言ってしまう言葉・・・お互い辛いんですよ。わかるわぁ~。

 

介護の期間は比較的短かったほうかもしれません、でもその間“受け入れる”ことと“あきらめない”ことを学びました。(←そんな大げさな事ではないけど)

とにかく、現状を受け入れて、どうしたいか。どうするか。

私の場合は、父にご機嫌よく過ごして欲しい。母とニコニコ笑っていて欲しい。

ただそれだけでした。その思いに行きついた時、壁を一つ越えれたのかなと思います。

 

今、介護の真っ最中で苦しい、しんどい思いをされている方が大勢いると思います。少し考え方を変えてみるだけで、何か変わるかもしれません。

そんな方達に『がんばって』とは言いません。1つずつ乗り越えましょ。ね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました