コロナ感染症で自宅待機の後半、体調も良くなってきたので日光浴でも~と思い
家の周りを散歩していた時、ある高齢の方に声をかけられました。
あっち行ったらどこに出る?
〇〇に行くのはこっち?
って。
この先は道が細くなるから、
あの道を行ったほうがわかりやすいですよ
って答えたら、
知らん道知りたいから
こっちへ行くわ
と。
???意味不明。
この辺りでは見かけない高齢の方。
足元はサンダルで、スボンも若干汚れていました。
何だかいや~な予感。
進んでいく方向を見ると、キョロキョロするでもなく一心不乱に歩く感じで速度が速い。
ひょっとして迷子?認知症?と脳内センサーが働いたので
離れながら見守っていました。
我が家から道を下っていくと、2車線の大きな道路でトラックもビュンビュン行きかう道。
この道を無理やりでも渡ろうものならΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
追いついてみると、やっぱり渡ろうとしてる!
このままでは危ないので、自宅の地名を聞き、お名前を聞き、帰り道であろう方角へなんとか歩き出してもらえた。
日中はお一人で過ごしているらしく、時々お散歩に出るみたい。
知らない道を行くのが楽しいじゃない。知らない所知りたいじゃないと・・・
ついでにお買物もしたいしねと・・・
でも、どーみても手ぶらだしお財布らしきものも持っていない・・・
そう、お買物に行きたいって言ってたけど、お金も持ってない・・・
相変わらず歩く速度は速く、一心不乱に歩く感じ。
この感じ・・・父が夕方になると歩いていた感じと似てる・・・
ひょっとして、迷子&徘徊か?!
ご自宅がある方向に向かって5分くらい一緒に歩いたかな、すると様子が変わってきた・・・
多分記憶の回路が繋がったんだろうな、昔話やその辺りの事を話始めたのでそろそろフェードアウトしても良さそうな感じ。
途中で別れてそれでも後ろ姿を見守っていたけど、さっきまでとは明らかに違う。
景色を楽しんだり、何処か余裕が感じられる。
これで記憶の回路が繋がったと確信しました。
いや~他人事じゃないからね。我が家もこういう事何度かあったからね。
他人だけど他人じゃない感じがして、もう脳内がピーピー鳴ってたもんね。
コロナだったけど、コロナも後半だし、そんな事言ってられないし・・・
あのおばあちゃん、きっと無事自宅に辿り着いたハズ。
もしもあの時、変なの~と思うだけで何もしていなかったら最悪の事態があった・・・かも。
そんな事はなかった・・・かもしれない。
なんだっていい、徘徊が一件防げたと思うことにしよう。
そんな自宅待機5日目でした。
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